文化祭という名の映画祭

2020年12月12日(土)・13日(日)

シアターねこ


上映作品

つつんで、ひらいて


  • 監督・撮影・編集:広瀬奈々子/2019年/94分「美しい本」が生まれる、その舞台裏へ

    1万5000冊以上の装幀を手がけ、デジタル全盛の時代にあって、紙の本にこだわり、紙と文字を触りながら手作業で一冊ずつ本をデザインするブックデザイナーの菊地信義。その指先から、印刷、製本に至る過程を見つめ、ものづくりの原点を探っていく。

    東京フィルメックス スペシャル・メンション受賞

    ©2019「つつんで、ひらいて」製作委員会

    菊地信義は、空前のベストセラーとなった俵万智「サラダ記念日」をはじめ中上健次、大江健三郎、古井由吉、浅田次郎、平野啓一郎、金原ひとみらの本を手掛け、40年以上にわたり日本のブックデザイン界をリードしてきた稀代の装幀家。

柄本家のゴドー


  • 撮影・演出:山崎裕/2018年/64分俳優家族・柄本家の父子が不条理劇に挑む

    映画、テレビと幅広く活躍する俳優・柄本佑と時生の兄弟二人が、父である名優・柄本明を演出に迎え、サミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」の公演に挑む。数々のドキュメンタリーや是枝裕和監督作品などで撮影を手がけてきた山崎裕が、その稽古場にカメラを入れ、演出家と俳優の関係を超えた父と子の姿を記録。

    「ゴドーを待ちながら」は、アイルランド出身の劇作家ベケットによる戯曲。 野原に立つ一本の木のそばで、2人の老浮浪者が、やって来る筈のゴドーという人物をひたすら待ち続けながら、とりとめのない会話を繰り替えしている不条理演劇の代表作。

ぼくの好きな先生


  • 監督:前田哲/2019年/85分画家であり、教師・瀬島匠の「生きる力」

    大学で教えながら、日本中で創作活動を展開する瀬島匠。極端に短い睡眠時間以外は常に何かを創作し、周囲にエネルギーを振りまきながら今を生きている。自由に生き、破天荒で幸せな人と周囲から見られている瀬島だが、ある宿命を背負いながら、生きていることが明らかになる。

    主題歌「ぼくの好きな先生」RCサクセション

    ©2019.Tetsu Maeda

    広島の因島に生まれた瀬島匠は、造船所に勤めながら画家だった父と、絵や彫刻を作り続ける母の影響もあり、美術大学へ進み、31歳でパリへ留学。帰国後、肉体労働をしながら画家を続けた。現在、日本大学芸術学部教授。

ようこそ、革命シネマへ


  • 監督:スハイブ・ガスメルバリ 2019年/97分もう一度、愛する映画を、みんなで。

    軍事独裁政権によって言論の自由が奪われ、映画は発禁処分。それから20年以上の時を経て、映画産業が崩壊した母国スーダンで再会した映画人達4人が、「映画を再び人々のもとに取り戻したい」と、一夜限りで映画館を復活させるため行動を開始する。

    ベルリン国際映画祭・ドキュメンタリー賞、観客賞受賞

    ©AGAT Films & Cie – Sudanese Film Group - MADE IN GERMANY Filmproduktion - GOI-GOI Productions - Video de Poche – Doha Film Institute - 2019

    スーダンは独立以来、常に国内紛争を抱えてきた。政権は幾度となく変わり、1989年にはイスラム急進派の軍事政権が成立。映画作家イブラヒム、スレイマン、エルタイブ、マナルの4人は、思想犯として拘禁されたり、国外への亡命を余儀なくされた。